米アップルが1月27日に発表した小型多機能端末iPadは新たな
ビジネスモデルを生み出すのか
iPadは3月下旬に発売されるが、日本の場合はアップルの電子書籍配信サービスのiBookstoreがすぐに使えるようにはならない模様。
出版産業に地殻変動をもたらす要因になるとしてもかなり先の話じゃないかな。
でもAmazonのキンドルのように一定条件さえ満たせば、印税が紙書籍より良かったり
作品のアップロードの容易さ等を強みに将来的には絶対伸びていくと思う。
これに対して、iPhone向けにゲームなどのアプリケーションを提供する企業はより早い決断を迫られる。iPadをアプリ市場拡大の好機ととらえて開発をさらに強化するか。それとも様子を見るかだ。
iPadはiPhone用のアプリがそのまま稼働する。ただ、9.7インチという大きい画面で、ユーザーがiPhone用アプリをそのまま使って満足するかは微妙だ。
もちろんiPad専用に大きいゲームを作れば内容はよくなるが、当然コストは上がる。そもそもiPadの価格は5万円前後からと高く、ゲーム目的で購入するユーザーがどれほどいるかも計算しにくい。
iPadは、iPhoneを大きくしたタブレットパソコンなのか、それとも電子書籍端末なのか、という市場での位置づけもまだ明確に見えてこない。現在のiPhoneアプリ市場でさえ十分な収益につながらないなかで、この仕組みに乗り続けることが正しいのかどうかと誰もが迷っている。
でも発売されたら
とりあえず買ってしまいそうだ。