土地家屋調査士って?

境界の専門家です。
土地境界の監理 いわゆる土地のメンテナンス 価値を向上させます。
世間ではまだまだ認知度が低いのですが
国民の大切な財産である不動産の権利の明確化を期すという大変重要な業務です。
日々、知識と技術の向上につとめております。
プロフェッショナルとしての業務を常に心がけて皆様のお役に立ちます。

ようこそ笠原事務所へ

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2010年2月27日土曜日

法学研修

昨日で全4回の研修が終わりました。

主に、立会に関する調査士としての
対応等がテーマだったので
実務に直結する
内容の濃い研修でした。

昨日は14条地図作成に伴なう立会の
事例を中心に質疑応答をしました。

14条地図とは従来の公図(旧土地台帳付属地図)
とは違い正確な測量及び調査の成果に基づいて作成された
ものでなければなりません。

幸か不幸か私はまだ
作成作業をやった事がありませんが

実際の作業の大変さやほぼボランティア的な
作業に成らざるえない(法務省の予算的関係だと思う)
事をやられている調査士の方には頭が下がる思いです。

実際、調査士でなくても測量士等がやってもいいのでは
と他の調査士の質問に

「地図作成は調査士がやらなければならない」という
使命感だけで、やっていますとの言葉に感動しました。

普段の実務でもある事ですが
地権者のなかには

話も聞いてくれずに、怒鳴り散らされるような
事もしばしばあります。

一人の方の協力が得られずに
その区域が筆界未定地になり
土地取引等に支障をきたすことになります

一生懸命という言葉がありますが

昔は「一所懸命」
自分の土地を懸命に守る
領土を守る意味の言葉らしいです

大切な財産である土地の境界を
隣接地権者と意義なく正確な位置で立会をし
ておくことはとても大事な事です。

ある意味メンテナンスです
車でも点検のいき届いたものは
信頼性があり取引価格も高くなりますしね

原則的に立会に強制義務のない
今の現状では

私たち土地家屋調査士が皆様に
正しく、解りやすく説明し
立会の大切さを浸透させていかなければなりません。

気を引き締めて頑張るぞ!